11月14日は「いい歳の日」、アンチエイジングデイ。これを記念して日本抗加齢協会が、一般の方々に機能性表示食品やアンチエイジングを正しく理解してもらい、健康長寿社会を実現していくこと目的にしたイベント「NIPPONを元気にする!」を東京で開催した。

 今回はこのイベントを日本医師会が後援。さらに横倉義武日本医師会会長からは「これからは元気に生きられる健康寿命を延ばすこと、そのためのアンチエイジング医学が重要です。今日は会場で機能性表示食品が見られると聞いています。栄養素を食事から取りこむことは体にとって良いことです。食生活を見直すきっかけになるこのような医療や健康に関して正しい情報をお届けするイベントはとても大切だと思います。日本医師会はそういう意味でもこのイベントを応援いたしました」とのメッセージが寄せられた。

 さらに、このイベントの中では機能性表示食品制度関するパネルディスカッションが行われ、加藤勝信一億総活躍担当大臣は「大臣になる前の副官房長官時代からこの機能性表示食品制度には関心をもって対応させていただきました。今までの日本の考え方は先に規制をし、良いといったものを認めるといった事が基本でしたが、今回は事業者の責任できちんと情報を出していただいて、おかしいものは後から排除するといった、事後規制の考え方に大きく舵を切りました。消費者の方がそれなりの情報をもって選択できることが大なポイントです。一億総活躍の基本が機能性表示食品にあるのではないかと思います。ぜひ食品の機能性をナビゲーションしていただける方々をうまく活用していただき、この制度にさらなる厚みを増していただけたらありがたいと思います」と抱負を述べた。

 いままで、食品の機能性に関してはほとんど言及したことがなかった日本医師会会長がメッセージの中で機能性表示食品という言葉を織り込んだこと、さらに現役の大臣が機能性表示食品制度に関して積極的な活用を示唆するコメントを発したことの意義は非常に大きいのではないだろうか。