SMAP解散騒動に考える 派閥争いに巻き込まれないための処世術

シンプルに考えて行動すれば「巻き込まれた」と感じない

　「派閥争いに巻き込まれる」と感じるのは、「後悔」が伴うからである。自分の軸がないままに派閥に入ると振り回される。悪口や噂に流され、悩みとなり、「巻き込まれた」と感じてしまう。そして、結果に満足しなくなる。

　世の中は非常にシンプルだ。シンプルに考えると、本来、自分がやりたかったことが見えてくる。必然的に、自分はどの組織で何をすればいいのかがわかるはず。

　グループで歌手活動をしたいのか、一人で俳優をやりたいのか。
　今の彼と別れて自由に生きたいのか、今の彼と一緒に楽しく過ごしたいのか。
　今の会社で自分のやりたいプロジェクトができるのか、給与がいいから特にやりたくないことでも続けるのか。

　さあ、目をつぶって「食べたいもの」を考えてみましょう。一つだけ何か食べ物が浮かびます。それぐらい、人生はシンプルなものなのです。

　それが、人間関係やら、恩があるとかないとか、損か得かとか様々な要素を入れ込むから複雑になり、訳が分からなくなってしまうのです。今、この瞬間「どっちが好き？」「どうしたい？」ということだけを考えて前進すればいい。

　あなたの人生はあなたのもの。どう生きたいか。それを第一に考えて、選択をすればいいだけ。

　「巻き込まれる」のではなく、「巻き込む」ぐらいの生き方を。