グローバル人材の育成のために、JICAと民間企業が協力して展開する「民間連携ボランティア制度」。文化も言語も違う環境で働くことにより、企業と社員の双方にメリットを生む制度として高く評価されている。現地での活動の様子を探るため、アフリカのガーナでJICAボランティアとして活躍中の女性を訪ねてみた。

JICAボランティアとして活躍中の山口さんを訪ねてガーナへ!

私の配属先である、ガーナ食糧・農業省アダンシ・ノース郡の事務所の建物です。この地域では、例えばオレンジなどが過剰供給になりがちで、生産物の半分以上を廃棄することも。そこで、資源を有効活用しながら人々の収入を創出し、農村の活性化ができるように助言や提案を行うのが私の仕事の一つです。

 アフリカ大陸西岸の国、ガーナ。日本とは言語はもちろん、気候も生活習慣もまったく異なる地で、山口さんは「民間連携ボランティア制度」の青年海外協力隊として奮闘している。派遣期間は2年。学生時代からアフリカに興味を持ち、就職活動でも「将来はアフリカに行きたい」とアピールしていたという山口さん。ガーナでどんなふうに働き、暮らしているのか、ガーナ アシャンティ州のフォメナという小さな町を訪ねてみた。

 「この制度の魅力は、会社に在籍したままJICAボランティアとして活動できるところ。『いろんな経験をしてこい』と送り出してくれた会社には本当に感謝しています。配属は食糧・農業省アダンシ・ノース郡事務所。コミュニティの問題を、現地の人が自ら解決する方法を探り、自立した生活を送れるようサポートするのが役目です。言葉はもちろん、最初に驚いたのは暑さ! 断水や停電もよくありますが、現地の人は『そのうち直るよ』とおおらかで、ゆっくり流れる時間が私には心地よく感じられます」