2016年はミドルを対象とした求人募集はどのように変化すると思うか
ミドル人材の転職トレンドとして、今後増えそうだと思う転職は
ここ2―3年と比べてミドル人材に求められるスキルは変化してきているか
ミドルの転職者に対して採用企業が求める主要スキル

 人材採用・入社後活躍を支援するエン・ジャパンは、35歳以上のミドル人材の求人動向について調査した結果を発表した。同社が運営する人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」を利用している転職コンサルタント172人にアンケート調査を実施したところ、7割以上(73%)が、今年はミドルを対象とした求人募集が「増える」と回答した。

 増えると考える理由は、「就職氷河期に相当する35歳―45歳の社員数が他の年齢層より少ないから」「35歳以下の若年層が人口減少に伴って採用しにくくなっているため」「育成に手間ひまがかかる人材より、職種や業界に精通した即戦力のニーズが高い」といった意見が聞かれた。

 今後増えそうだと考えるミドルの求人案件を聞くと、「首都圏の企業から地方企業への転職」(43%)が最も多く、地方創世や親の高齢化などを背景に、地方勤務希望者が増えるのでないかといったコメントが寄せられた。次いで多かったのは「同業種への転職」(42%)だった。

 ミドルを対象とした求人募集の増加が見込まれる企業のタイプは「中堅・中小企業」(79%)、業種では「メーカー」(56%)、職種では「営業・マーケティング職」(66%)がそれぞれトップに挙げられた。

 また回答者の6割以上(62%)は、ここ2―3年と比較して、ミドル人材に求められるスキルが「変化してきている」と感じているという。実際に採用企業が求めるスキルを見ると、「高いレベルでの実務遂行力」(68%)が1位、「目標や課題を自ら設定し、解決策を考える能力」(46%)が2位に続いた。

 求められるスキルが変化している理由は、旧来型の管理職タイプではなく、プレイングマネージャーとして活躍できる人材を求める企業が多いためと、同調査は分析している。

■関連情報
・エン・ジャパンのWebサイト corp.en-japan.com/
・ミドルの転職のWebサイト mid-tenshoku.com/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント