睡眠記録サイトの「ねむログ」がまとめた社会人男女の「睡眠に関する実態調査」の結果によると、経営者や役員の方が一般会社員より睡眠不足の実感が少なく、睡眠効率が高いと考えられるという。
30歳―49歳の経営者・役員と一般会社員各412人(合計824人)に、平日の睡眠時間を尋ねたところ、経営者は平均5.99時間、会社員は平均6.03時間でほぼ同程度だった。しかし休日の睡眠時間は、経営者が平均6.73時間、会社員が平均7.13時間となり、経営者の方が週末の活動時間が多い。
何時に就寝するか聞くと、経営者は23時―0時に集中し、会社員は23時―1時に就寝する人が多かった。
睡眠不足だと思うと答えた割合(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)は、経営者が58.7%、会社員が68.7%で、会社員の方が寝不足を感じている。
ベッド派か布団派か聞くと、ベッド派が経営者(59.0%)と会社員(55.3%)ともに半数を超えた。ベッドや布団のサイズについては、会社員は「シングル」が64.6%と大半を占めるが、経営者は「シングル」が49.5%で、過半数が「セミダブル」や「ダブル」などシングルより大きいサイズで寝ていた。
会社員を男女別で見ると、男性は布団派が50.5%と半数を超えるのに対し、女性はベッド派が多く62.1%を占める。
睡眠に関しての悩みを尋ねると、男女とも「疲れが取れない」との回答が1位に挙げられ、特に女性(52.4%)は男性(37.4%)よりその傾向が強い。女性はそのほか「眠りが浅い」(35.4%)、「寝起きが悪い」(30.6%)、「手足が冷える」(28.2%)の回答が多かった。
スムーズに眠りに入るために行っていることを聞いたところ、女性は「お風呂であたたまる」(44.2%)が最も多かったのに対し、男性は「何も行っていない」(50.5%)が最多だった。また、女性は「ヨガやストレッチをする」(18.9%)との回答が男性の2倍以上だった。
■関連情報・ねむログのWebサイト www.nemulog.jp/
文/鈴木 英子=ニューズフロント