希望者の多い英語圏ではなく、中国語圏でチャレンジ

みずほ銀行
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国際戦略情報部 兼 中国営業推進部 国際業務アドバイザー 山田 順子さん

 では、若い世代はどのようにグローバルキャリアを積んでいるのでしょう。みずほ銀行国際戦略情報部兼中国営業推進部 国際業務アドバイザーの山田順子さんは、意外にも、入行時には海外勤務の希望はなかったそう。

 「私は他社でいう一般職で就職したので、店舗で窓口業務を担当すると思っていました。しかし、外為事業部という海外の業務に触れる現場に配属されたため、徐々に海外との仕事に関わりたいという気持ちが生まれたのです」。

 海外関連の業務には外国語を学ぶ必要がありましたが、英語の堪能な人材は多いと考え、自らは中国語を選択。終業後に学んで習得し、中国営業推進部への異動を希望して、2014年に1年間上海に赴任して、多くの経験を得たとのこと。

 「中国の女性はアグレッシブで、自分に自信のある人が多いことに感銘を受けました。国を問わず、グローバルに活躍している人は、自信を持ってイキイキしています。私自身は自信を持てないタイプなのですが、たとえ失敗しても責められることはなく、チャレンジを認めてもらえることを中国で体感しました。とても大きな収穫です」と山田さんは語ります。