「子連れの身でも、海外単身赴任したい」～私のキャリアの築き方

子連れでも、海外単身赴任を実現できる

　一方、みずほ銀行グローバルコーポレート業務部 参事役 服部綾美さんは、入行社時からグローバルキャリアを目指していましたが、すぐにはチャンスがめぐってきませんでした。当時は海外事業を縮小する時期だったことに加え、二人の子どもを産み、産休・育休をとって働いていたという事情もありました。

みずほ銀行

グローバルコーポレート業務部　参事役 服部　綾美さん

　「人事面談では、今は子どもが小さくて海外で働けないだろうが、若手のうちに海外勤務の経験がないと、管理職になってから海外赴任するのは難しいと言われ、諦めていたのです」と服部さん。

　しかし、環境が変わり、海外支店から人材を求められる時期が来ました。「ちょうど下の子どもが小学校に上がるタイミングだったので、チャレンジしようと思って希望を出し、小学生の子どもを二人連れ、夫を日本に残してシンガポールに赴任しました」。

　家族の反対は大きかったそうですが、何回も家族会議を持ち、最終的には服部さんが自らの意志を通しました。

　「シンガポールでは住み込みのメイドさんはいましたが、海外で育児をしつつ働くという貴重な体験をしました。業務も未経験の内容で、かつ初めて課長という管理職に就いたので、新しいことばかりでした」。

　3年間の赴任を終え、この4月に日本に戻って来た服部さんは、「シンガポールで経験を積んだことで、物事に対する視点が変わりました。もっと勉強しなくてはならないと思っています」と話します。

　一般職での海外赴任や、小さい子ども連れなど、グローバルキャリアの積み方にも、多様なロールモデルが生まれていることが分かります。当日のセッションでは、多くの女性にとって、参考や励ましとなる話がたくさん語られることでしょう。

文／芦部洋子

　みずほフィナンシャルグループのみなさんの講演はランチをご用意していますので、お食事をしながら聴講できます。もちろん、無料です。 ただし、先着順になりますので、どうぞお早めにお申し込みください。

　みなさまのお越しをお待ちしております！