キレイも! キャリアも! ハッピーも!――。日経グループは、働く女性のための総合イベント「WOMAN EXPO Kobe 2015」を11月29日(日)、ホテルオークラ神戸で開催します。すべての女性のために役立つ情報を、講演、セミナー、トークショー、展示などリアルの場で提供します。それを記念し、同イベントのゲストの一人で女子バレーチーム指導者の眞鍋政義さんにご登壇いただいた「WOMAN EXPO TOKYO 2014」の模様をお届けします。
週末の朝から熱気溢れる「WOMAN EXPO TOKYO 2014」。午前中に行われたトークイベントを少しだけ速報でお伝えします。朝10時からは「日経プラス10」メインキャスターの小谷真生子さん、女子バレーチーム指導者の眞鍋政義さん、ワーク・ライフ バランス代表取締役社長の小室淑恵さんによる特別セッションが行われました。
眞鍋さんは、指導者として女子チームの選手にどう接するのかについて自身の経験を披露。「試合で戦うのは選手ですから、選手のモチベーションを上げなければなりません。私はモチベーターなんです。男性なら全員で焼き肉を食べればいいのですが、女性はなかなか一つになりません」と最初は苦労したそう。
でも「女性は様々なグループがあるので、そのリーダーとよく話すようにしてグループに伝えてもらったり、褒める際も選手の性格に応じて褒め方を変えたりして、個別にマメなコミュニケーションをとるようにしています」とのことです。
チーム全員の力を底上げすることが大切なことはビジネスでも同じ。小室さんは、「リーダー像が変わってきました。スーパーマンのような管理職である必要はありません」と強調。「それぞれの人の能力を最大限引き出すことが大切。こういうことは女性の管理職のほうが得意だと思います」と話されました。
このほか失敗したときの向き合い方、プレッシャーへの対処法など、小谷さんのモデレートによって、スポーツとビジネスの様々な共通点が浮かび上がりました。
「特別講演」は日本マイクロソフト執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長の伊藤かつらさん。
伊藤さんが提案するのはキャリアゴールではなく、ハッピーキャリア。今や60歳で引退はありません。仕事をしている「仕事人」という「長い旅」に出ていると考える方がいいですね、と話されました。
そして、年代に応じてその考え方、行動を変えることをアドバイス。その内容はこんな感じです。
20代は、とにかくどんな仕事でもやってみる時期。すると自分の向き不向きが見えてきます。
30代は好きなことを中心に経験を積むこと。実績を積み、自信が生まれ、仲間ができる時期です。
40代は今までの殻を破る時期。人に役立つこと、人を育てる役割が大切になってきます。
行き詰まった時に、視点を変えるためのヒントとして伊藤さんが挙げたのが頭の中で階段を作って上ること。少し上から俯瞰するだけで、視野が広がり、問題のとらえ方が変わってくるそう。判断に困ったときは頭の中の階段を上るか、それでも足りないときは、脳内ヘリコプターに乗って、地球が見えるところまで連れて行ってもらうとか。そうすると、たいていのことはどうでもよくなる(笑)とのこと。こんな思考訓練、ぜひ試してみたいですね。
このほか、「サーフェス」などITCの活用による自分流ワークスタイルル変革、ダイバーシティは視点を変えるための強力な武器であることなど様々な話題に触れた後、「長い人生という旅を楽しんでください」とエールを送ってくれました。
「ランチョンセミナー」では、アオハルクリニック院長の小柳衣吏子さんが登壇しました。
「皮膚も臓器の一つなんです。皮膚は内臓の鏡といわれるほど。だから皮膚を美しくするには体全体を美しくしなければならないのです。アンチエイジングではなくウェルエイジングをしましょう。そうすれば肌を根本からきれいにできます」とアドバイス。
誰もが知りたいのは「美容液を一つだけ使うとしたら何がいいか」ということ。これについて、小柳さんは次のように断言しました。