仕事とプライベート、どちらを優先させるか
仕事とプライベート、どちらを優先させるか
直近1年で経験したことのある気持ちや状態
直近1年で経験したことのある気持ちや状態

 メディケア生命保険は、20歳―29歳で役職を持たない会社員・公務員(若手)と30歳以上で課長クラス以上の役職を持つ会社員・公務員(管理職)の合計1000人を対象に実施した「若手と管理職の意識調査」の結果を発表した。それによると、若手も管理職も同様に、仕事より家族、上司との付き合いより異性とのデートを優先したいと考えている。

 若手と管理職の仕事に対するスタンスの違いを探るため、仕事とプライベートのどちらかを選ぶ質問をしたところ、「大事な会議」と「急病の家族の病院への送迎」では、会議を優先する若手は23.4%、管理職は22.2%、家族の病院への送迎を優先する若手は76.6%、管理職は77.8%と、両者間であまり差は見られなかった。

 「上司からの食事の誘い」と「気になる異性からの食事の誘い」では、若手と管理職ともに7割以上(それぞれ71.2%と71.0%)が気になる異性との食事を選んだ。

 「急にお願いされた残業」と「スキルアップのための習い事の予定」では、若手の4人に1人(24.8%)がスキルアップのための習い事を優先し、管理職(13.8%)より自己投資を重視する傾向が見られる。

 「上司の送別会」より「趣味に関する限定イベント(好きなアイドルの解散コンサートなど)」を選ぶ割合は、若手が4割超(42.8%)と、管理職(28.0%)を大きく上回った。

 直近1年で、仕事が楽しいと感じることがあったか聞いたところ、いずれも「あった」(「よくあった」と「たまにあった」の合計)との回答が多数派だったが、若手(68.6%)は管理職(76.4%)より楽しいと感じる機会が少ない。

 頑張りすぎて、急に意欲が湧かなくなることが「あった」と答えた割合は、若手が63.0%、管理職が57.8%と、若手の方が燃え尽き傾向が高いことがうかがえた。

 会社をずる休みしたい気持ちになったことが「あった」割合は、若手が58.6%、管理職が53.4%でいずれも半数を超えた。

■関連情報
・メディケア生命保険のWebサイト www.medicarelife.com/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント