転職時期別の応募状況
年代別の平均内定社数の推移
転職時期別の転職の満足度

 パソナで人材紹介・再就職支援サービスを行うパソナキャリアカンパニーは、転職に関する意識・実態調査の結果を発表した。それによると、近年、転職者側が良い条件で転職しやすい状況になり、特に30歳代後半への採用意識が高まっているという。

 2012年―2015年に転職をした25歳―44歳の男女891人に、応募社数、面接社数、内定社数を尋ねたところ、2015年は応募が平均7.44社、面接が平均3.56社、内定が平均1.76社と、いずれも2012年以降増加傾向にある。2014年と比べると、2015年は応募社数と面接社数は減ったものの、内定社数が増えていることから、転職希望者にとってますま有利な状況になっていることがうかがえる。

 内定社数の推移を年代別で見ると、特に35歳―39歳で増加率が高い。35歳―39歳は2015年に1人あたり2.11社の内定を獲得し、2012年の1.43社と比べ約1.5倍に増えた。

 転職活動を開始してから入社先が決まるまでの期間を聞くと、6割以上(61.6%)が2カ月以内で決めていた。年代別で見ると、若い人ほど2カ月以内で決める割合が多く、年齢が上がるにつれ3カ月以上かける人が増える。

 転職の満足度については、「大変満足」(20.3%)と「まあ満足」(54.3%)の合計が7割以上(74.6%)に達した。転職時期別で見た場合、「大変満足」との回答割合は年々上昇し、2015年(23.7%)は2012年(13.8%)を約10ポイント上回る。

 転職を成功させる上で最も大切だと思うことを聞いてみると、「自己分析」(37.8%)が1位に挙げられた。転職の満足度が高い層ほど「自己分析」との回答比率が高く、転職に大変満足している層では半数近く(48.6%)を占めた。

 前職と比較した転職後の年収の増減を尋ねると、過半数(51.6%)が「上がった」と答えた。転職の時期別(2012年―2015年)で見ると、転職後に年収が上がった人の割合は2012年の37.8%から年々増加し、2015年には58.1%の転職者が年収アップに成功している。

■関連情報
・パソナキャリアカンパニーのWebサイト www.pasonacareer.jp/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント