ラグジュアリーなアウトドア体験ができる「グランピング」が話題になっています。日本でも星野リゾートや伊勢志摩エバーグレイズが力を入れています。ゴージャスな非日常体験を通じて、明日からの英気を養ってみてはいかが?

 ここ最近、「グランピング」という言葉をテレビなどでもよく耳にするようになりました。グランピングとは「グラマラス」と「キャンピング」の造語。つまりラグジュアリーなアウトドア体験ができる施設をさした言葉なのです。

 アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、北アメリカ、南アメリカ、中央アメリカ、イギリス、オセアニア、カリブ海などなど、世界各地のグランピングリゾートを紹介するアメリカのWEBサイト「GLAMPING.COM」をのぞいてみると、息をのむような絶景に立地する、世界中の豪華なテントサイトやコテージの施設がずらりと登場します。

 たとえばタンザニアの「ファルファルロッジ」というグランピングロッジは、タンザニア北部セレゲンティ国立公園に立地。野生動物を間近に見ながら、優雅なキャンピングが楽しめます。一泊あたり1150ドルからとのことです。

タンザニアにある「ファルファルロッジ」(出典:<a href="http://singita.com/faru-faru-lodge/" target="_blank">SINGITAのWebサイト</a>)
タンザニアにある「ファルファルロッジ」(出典:SINGITAのWebサイト

 あるいはアジアなら、タイの「カオソックツリーハウスリゾート」はどうでしょう。カオソック国立公園にあるジャングルの樹上でのグランピングです。こちらは一泊300ドルから。

タイの「カオソックツリーハウスリゾート」(出典:<a href="http://www.khaosok-treehouse.com/" target="_blank">カオソックのWebサイト</a>)
タイの「カオソックツリーハウスリゾート」(出典:カオソックのWebサイト

 4つ星ホテルのような快適な空間で、川のせせらぎや野生動物の息遣いを感じながら上質なワインをいただく。そんな非日常体験ができるグランピングですが、調べてみるとアメリカのニュースサイトなどでこの「グランピング」という言葉が話題に上り始めたのは3年ほど前から。その宿泊スタイルもテントやツリーハウスにとどまらず、フランスの農家やイギリスのコテージ、モンゴルのパオなどさまざまです。

 そんなムーブメントがついに日本にも上陸。2015年10月30日にはあの星野リゾートがつくった日本初のグランピングリゾート「星のや富士」が開業しました。ますます注目が集まることは必至です!

星野リゾートによるグランピングリゾート「星のや富士」(写真提供:星野リゾート)
星野リゾートによるグランピングリゾート「星のや富士」(写真提供:星野リゾート)