働き女子の中でも、診察、メディア出演、執筆活動など、多忙を極める日比野佐和子先生。ダイエットカウンセラーとしてこれまで5000人以上の食事を見てきた管理栄養士・伊達友美さん。お二人の美と健康の秘訣は朝からしっかりコメる(=米を食べる)ことだとか。そのルールを聞きました。

Rサイエンスクリニック広尾院長 日比野佐和子さん
内科、皮膚科、眼科医、アンチエイジングドクター。西洋医学と東洋医学を駆使した新しい医療を展開。著者に『忙しくても15㎏やせて二度と太らない美習慣』(主婦の友社)など

働き女子世代は朝食を食べていない人が多い

 私たちには、代謝やホルモン分泌、睡眠などさまざまな生体リズムを一日周期で刻む「体内時計」が備わっている。正しく一日のリズムを刻むためには朝、光を浴び、朝食を食べて体内時計をリセットするのがいい、ということはよく知られている。しかし、平成27年国民健康・栄養調査結果によると20歳代女性の4人に1人が朝食を食べないという結果が出た。

厚生労働省が平成27年に行った「国民健康・栄養調査」によると、調査をしたその日に朝食を食べなかったという人は女性全体のうち10.1%。なかでも働き女子世代である20歳代が最も高い25.3%だった。さらに20~30歳代の女性では、たんぱく質、カルシウム、食物繊維やカリウムなどの摂取量が60歳以上に比べて少ないという驚きの結果も出ている。主食・主菜・副菜をバランスよく食べる、という理想の食事には程遠いのが実態のよう

 「朝食を食べないと基礎代謝が上がらず、食べたものをエネルギーにする機能も弱まり、太りやすい体になります」と話すのはRサイエンスクリニック広尾院長・日比野佐和子先生だ。一日のスタートに朝食を食べることで体が温まり、臓器が動き出して代謝が高まるのだ。

 また、20~30歳代は働き女子世代でもあるが、出産を控えた年代でもある。近年、妊娠前から妊娠中の母親の栄養状態が、生まれてくる赤ちゃんの将来にわたる健康に影響することが分かってきた。このことからも、食生活、特に一日の活動に深く影響する朝食を見直そう。