女ひとりで家を買うのは特別なこと? いいえ、今や働く女性がマイホームを買うのは珍しいことではありません。三井不動産レジデンシャルによる「モチイエ女子project」は、家を手にしてますます輝きを増す女性たちを応援しています。9月16日にはスパイラルホールにて、「女子103人でおうちのこと考えてみよう会議」を実施。会場を訪れた女子100人に、ジェーン・スーさんと雨宮まみさん、司会の江藤愛さん(TBSアナウンサー)を交えた103人で、生き方や暮らし方について考えました。

ジェーン・スー
ジェーン・スー
音楽プロデューサー、作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティなどとして活躍。クリエイター集団「agehasprings」所属。著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で第31回講談社エッセイ賞を受賞。TBSラジオ『ジェーン・スー 相談は踊る』では、リスナーから届く様々なお悩みを受け止め続けている。
雨宮まみ
雨宮まみ
ライター。女性としての自意識に向き合った自伝的エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)が反響を呼び、「こじらせ女子」は2013年度の新語・流行語大賞にノミネート。今月発売された著書『自信のない部屋へようこそ』(ワニブックス)は、「モチイエ女子web」で連載中のコラム「理想の部屋まで何マイル?」を書籍化。

■家の買い方を教えてもらう機会がない!?

江藤愛(以下、江藤) お2人の現在のお住まいは?

ジェーン・スー(以下、ジェーン) 賃貸一人暮らしです。持ち家は欲しいけど、フリーランスはローンを組むのが難しいということもあって。でも、マンションを買った友達に聞くと「最高の買いものだ」って言いますね。賃貸よりも広くて条件がいい部屋に住めるし、過ごしやすいように手を入れたりもできるからって。

雨宮まみ(以下、雨宮) 私も賃貸一人暮らしですが、できることなら買ってみたい。住むだけじゃなく、事務所として使ったり貸したりしてもいいわけですし。

ジェーン 独身のときに買ったマンションを結婚を機に賃貸に出したり、投資用のマンションを転がしたりする人もいますよね。転職と同じで、一度経験すると扱い方がわかって上手になるみたい。

江藤 自分が住むというほかにも、いろいろな使い方があるんですね。会場のモチイエ女子は、20~30代でマンションを買っているようです。

雨宮 30代でローンを組むのが賢明だと聞いたんですが、そういうことを教わる機会がなかなかないですよね。気がついたらタイミングを逃していて「もっと早く知りたかった」と思っている人も多そう。

ジェーン 若いうちに不動産についての教育をしてほしいと思いますよね。

雨宮 私は一度、気に入った物件に出合って試算してもらったことがあるんです。そのときまで初期費用の考え方もわからなくて、登記などに別途お金がかかるということも知りませんでした。

ジェーン マンションの値段通りにお金を用意しても買えないなんて、びっくりしますよね。