20代でモテすぎた女子は結婚できない!? 　いまドキの結婚のリアル

■モテすぎな20代を過ごした、アラサー・アラフォー女子たちのいま

――「結婚したい女子」についてお聞きします。（今回の女子会参加者に限らず）結婚願望があるけれど叶っていない女子には、なんらかの傾向や特徴、そうなる理由があると感じられますか？

KENJI　20代のころにチヤホヤされモテすぎてしまった、アラサー・アラフォー女子のなかに、結婚が遠のいてる人が、よく見受けられますね。

　容姿がよく外見的魅力がある女性にとって、恋愛は「男から誘われるもの」。女は受け身が当たり前でしょう、自分から殿方へ能動的にアプローチするなんてありえない、という感覚なんです。

黒瀬　僕は絶対女の子からアプローチなんてさせませんよ！

KENJI　「若さ」という武器があるうちはそれでよかったかもしれません。でも時を経て年齢を重ねれば、当然その武器は失われていきます。

　そうして昔使えていた武器が確実になくなっているにもかかわらず、恋愛へのスタンスは相変わらず「待ち」。20代のころと変わらず、殿方から声をかけられるのを待っているのよね。

――ところが年齢に伴って、状況は確実に変わっている、と。

汚ブス研究家・KENJIさん（写真左）と実力派お笑いコンビ・パンクブーブーの黒瀬さん（右）。

KENJI　そんな彼女たちも、アラサーになると殿方からアプローチされることがぐっと少なくなる。20代前半には言い寄ってくる殿方に事欠かなかったアラサー・アラフォー女子も、いまや殿方からのアプローチを待っているだけでは、恋愛ましてや結婚なんて縁遠くなるばかり、という事態に陥ってしまっているんです。

黒瀬　たしかに男からすると、若い子のほうにいっちゃうかな……。

KENJI　なのに、ハッピーエンドのドラマのような展開を夢見て、理想ばかりを追いかけ、自らは努力することなく、自分を心地よくさせてくれる殿方が現れるのをひたすら待っている。汚ブス研究家のあたしから言わせると「汚とぎ話ブス」になってしまっているんですよ。

――たしかに、とても美しくて、知性もあって……同性から見たらとても魅力的。でも独身？彼氏もいないってなんで？ という女性はいますよね。

KENJI　そうして「若かった、かつての私とは違う」と自信を失っていく。変化した、という事実を受け入れることができず、「いまのこんな自分では、男の人に裸を見せることなんてできない」と頑なになってゆく。失敗したくない、というプライドがあるからです。

　つまり志が低いうえにプライドも高い。これが問題なのよ。

　また、自分に自信がないのに、相手に求める高い理想には固執してしまっている。

　殿方に関して「ここは譲れない」と凝り固まっているポイントを、ひとつでもいいので外してみたらどうでしょうか。そうした自分の中の小さな変化が、幸せな結婚へと結びついていくのでは。

（明日に続く）

聞き手・文／麻生マリ子（母娘問題研究家）　構成／加藤京子

【INFOMATION】
『クロ女子白書』（FBS福岡放送）

2015年1月にスタート！ 福岡の女子たちによる女子会でセキララに語られる女子会トークを垂れ流す番組。約800回もの女子会をプロデュースしてきたKENJIが女子の本音を次々と引き出し、MCの黒瀬純（パンクブーブー）と、女性ゲストが別室でその女子会をモニタリングして意見する。女性視聴者層からの支持が厚く、深夜ながら視聴率6％を超えることも……。
毎回、豪華な女性ゲストが注目だが、10月7日、14日放送の今回は、スザンヌさんをゲストに迎え、「結婚したい女子」たちによる女子会をモニタリングする。
毎週水曜0時54分～。動画配信サイト「Hulu」でも閲覧可能。
WEBサイト：http://www.fbs.co.jp/kurojoshi/
Facebook：https://www.facebook.com/kurojoshi
Twitter：https://twitter.com/kurojoshi/