■「友人から恋愛、結婚へ」アリかナシか?!
また福山雅治さんと吹石一恵さんが「友人関係から始まり、数年前よりお付き合いが続いていく中で、いつしか人生を支え合う存在として意識するようになりました」(福山雅治さんが直筆署名入りで発表したFAXより)と、友人から発展した関係だったことも関心を呼ぶところでしょう。
「友人から恋愛へ、というパターンはアリかナシか」――恋愛観・結婚観を語る上で、女子会などでもしばしば議題に上がるテーマではないでしょうか。
・異性は出会った時点でもれなく恋愛圏内か圏外かに振りわけ、一度圏外認定をしてしまったら、二度と異性して見ることはできない派
・男と女の友情は存在しない派
など、さまざまでしょう。
異性間の友情については、明らかな性差があるようです。
男性のほうが女性よりも、異性の友人に対し、恋愛感情に近い感情を持ちやすい、という研究結果を社会心理学者のルビンが発表しています。
つまり男性のほうが女性の友人に、友情とはいえ恋愛感情の入り混じった感情を抱きやすく、女性のほうが男性に対し、より明確に「友情」と「恋愛感情」をわけている、ということです。
また男性は恋愛の初期から高いコミットメントをもって恋愛に臨む傾向にありますが、女性は交際期間を深めてから、徐々にコミットメントを高めていく、という傾向がある、ということも社会心理学者の松井豊によって指摘されています。
これらのことからWOL読者のみなさんに対し、なにが言えるかというと、出会って最初に男性の恋愛圏内に入るのは(女性のそれと比べると)比較的容易ですよ、と。
そして友人から恋愛、結婚と発展するパターンは、男性にとってはアリの可能性が高いのです。ただし最初が肝心! ということでしょう。
いかがでしょうか?
心理学に基づいたこれらのコツをつかめば、実はあなたの身のまわりにいる、近寄り難い素敵な独身貴族とも、親しくなれるチャンスはあるかもしれません。
またパーソナル・スペースについて知り、相手との適切な距離感を意識することは、恋愛に限らず、ビジネスでもプライベートでもあらゆる人間関係を円滑に進めるコツになります。
ぜひさまざまなシーンで活かしていただければ幸いです。
文/麻生マリ子・母娘問題研究家