仕事もある。貯金もそこそこできた。突然の飲みに付き合ってくれる友だちもいる。あと私に足りないのは、「結婚」だけ……!!

 ドラゴンボールを集めるかのように、人生で大切なものをひとつひとつ、なんとか己の力で手に入れてきました。それなのになぜ、「マリッジ」という名のドラゴンボールだけは思うように見つからないのでしょう。もしや結婚は7つの玉を集めた時にできるお願いなのかしらん…と悩んでいたところ、「そうじゃねえよ!」と飛び蹴りを入れてくれたのが、婚活ジャーナリストの山本麻美さんでした。ですよね。

 山本さんは、33歳の時に自身で結婚相談所を設立※。わずか4年の間にセッティングしたお見合いは2000組、カウンセリングも1000件以上行ってきたという、まさに“婚活鬼軍曹”です。

「婚活は、“どんな男でも落とす!”という勢いで取り組まなければ、絶対に成功しません」

 おしとやかな見た目&おっとりとした口調とは裏腹に、山本さんから放たれる言葉はスパルタ軍もびっくりの熱さと激しさ。そこで今回は山本“軍曹”麻美さんに、結婚に近づくためのマル秘テクを直撃してきました。ぜひ、正座してお読みください。

※山本さんの主宰する結婚相談所は現在、女性の募集はしていません。

30代になったら、風向きが変わる=彼氏ができない

パートナーズコンシェルジュ マリッジアドバイザー山本麻美さん
パートナーズコンシェルジュ マリッジアドバイザー山本麻美さん

 婚活マル秘テクを伝授してもらう前に、山本さんが結婚相談所を設立するに至った経緯をお聞きすると、恐るべき真実が明かされました。

「パートナーと別れた31歳の時、彼氏でも作るか! と、飲み会を開催していました。自慢じゃないですがこれまで男性に困ったことはあまりなかったので、気楽に構えていたんです。でもそれから2年の間、合コンに打ち込んでもまったく彼氏ができなかったんです。結婚を前提に考えていた私を、周囲の男性は重く感じていたのかもしれません」

 皆さん、これはホラーでなく実話です。そこで山本さんが悟ったのは、「結婚を真剣に考える女の30代は、モテない」という恐るべき真実。そんな時に知人から紹介されたのが、結婚相談所だったそう。

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