「音ストレス」に立ち向かう
ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン

 街中での騒音を軽減するためにイヤホンをしているという意見もあるだろう。ただし「音を遮ること」に特化した耳栓とは違い、イヤホンは「音楽を聴く」ためのもの。騒音を遮る方法としては、耳栓ほどの効果は期待できない。「好きな音楽があればそれでリラックスできる」という意見には一理あるものの、街中で普段以上に音量を上げている人も多いはず。大音量の音楽で耳疲れしてしまうというのは、立派な「音ストレス」のひとつだ。

 不快な騒音やノイズをシャットアウトしながら、聴きたい音や音楽だけを、心地よく響かせてくれるもの。そんな理想を実現してくれるのが、音響メーカーのBoseが提案するインイヤータイプのヘッドホン「Bose® QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」(以下QC20)。まるで生演奏のようなサウンドを目指したクオリティの高さはもちろん、QC20が搭載する「ノイズキャンセリング機能」は、日常の音ストレス対策の切り札にもなる、騒音を抑えるための技術だ。

Bose® QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling headphones クワイアットコンフォート20 (Apple製品対応モデル/スマートフォン対応モデル) 各¥35,000(税抜)
Bose® QuietComfort® 20 Acoustic Noise Cancelling headphones クワイアットコンフォート20 (Apple製品対応モデル/スマートフォン対応モデル) 各¥35,000(税抜)

 ノイズキャンセリングの研究は、Bose創設者のボーズ博士が、ノイズの激しい旅客機のなかで「どうすれば快適に音楽を楽しめるか」と考えたところから始まった。そして、ノイズを逆位相(逆向き)の信号で機械的に中和する基本技術を考案。音(プラス)は逆位相の音(マイナス)を発生させることで、プラスとマイナスが足されてゼロになり、騒音だけが相殺されて消すことができる。この技術によって周囲の騒音部分だけを抑えられるようになったことで、必要な音だけが心地よく聞こえるようになったのだ。

 2000年には、世界初のコンシューマー向けノイズキャンセリング・ヘッドホンが発売。各航空会社のファーストクラスに採用されるなど、その信頼感は圧倒的だ。長年蓄積してきた技術をもとに、Bose初のインイヤー型ノイズキャンセリング・ヘッドホンとして登場したのが「QC20」だ。

 一般的なイヤホンと違う点は、ケーブルの途中に小さなコントロールパーツがあること。これが騒音を抑えてくれる「コントロールモジュール」であり、オン/オフを切り替えることで、ノイズキャンセリング機能が始動し、無駄な騒音をカットすることができる。相対的に流している音楽のボリュームも下げることができるため、耳にやさしい設計だ。

 カラーはホワイトだけでなくブラックもあり、ケーブルはライトブルーを差し色に使うツートンカラー。ファッションのワンポイントにもなるような、洗練されたデザインだ。