日本の伝統食材が生きるおにぎりレシピ

 次は、日本の伝統食材を使ったレシピを3つ紹介します。まずは、かつおぶし。よくある、おかかのおにぎりではなく、韓国風なんです。

かつおぶしと白ごまの韓国風おにぎり

ごはん・・・茶わん1杯分
かつおぶし・・・2g
しょうゆ・・・小さじ1
ごま油・・・小さじ1
煎りごま(白)・・・小さじ1
韓国のり・・・1枚

(1)かつおぶしにしょうゆ、煎りごま、ごま油をよく混ぜる。
(2)ボウルにごはんを入れ、切るようにしながら(1)とよく混ぜる。
(3)おにぎりを握り、韓国のりを巻く。

 次は、本当に簡単にできる基本的なおにぎり。地方のわかめごはんの素(もと)をお取り寄せして作ると、格別の美味しさです。

わかめごはんおにぎり

ごはん・・・110g
わかめごはんの素・・・大さじ1/4
のり・・・1/8枚

(1)ごはんをやや硬めに炊いて、わかめごはんの素を混ぜる。
(2)ごはんの1/4程度を使って、小さなおにぎりを作り、のりでくるむ
(3)残りのごはんで(2)をくるむようにおにぎりを握る。

 最後は、お味噌(みそ)。これも全国のおいしいご当地の味噌を使うと、ものすごい数のバリエーションが楽しめますよ。

味噌焼きおにぎり

ごはん・・・100g
砂糖・・・小さじ1
味噌・・・大さじ1/4
みりん・・・小さじ1
紫蘇(しそ)の葉・・・2枚

(1)円盤型におにぎりをつくる
(2)砂糖、みそ、みりんを混ぜて、おにぎりに塗り、焼く
(3)両面に紫蘇の葉をのせてさっとあぶる。

 この3つのレシピは、まずどれもがビールにピッタリですよ(笑)。

 たかがおにぎり、されどおにぎり。おにぎりは本当に楽しみの幅が広い食べものだと思います。

 以上のレシピには、一般社団法人おにぎり協会さんオススメのレシピを取り入れています。一般社団法人おにぎり協会さんは、レシピ共有サイト「クックパッド」の中に、公式キッチン(有名な人や団体が持つ専用のレシピ公開ページ)である「おにぎりジャパン」を持っていて、そこでも公開されています(クックパッドにおけるおにぎりジャパンページ)。

 皆さんにも、より広く、より深い、おにぎりの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。

■参考Webサイト:
一般社団法人おにぎり協会
クックパッド「おにぎりジャパン」公式キッチン

Profile
須田泰成(すだ・やすなり)
コメディライター/地域プロデューサー/著述家
1968年、大阪生まれ。全国の地域と文化をつなげる世田谷区経堂のイベント酒場「さばのゆ」代表。テレビ/ラジオ/WEBコンテンツや地域プロジェクトのプロデュース多数。著者に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、絵本『きぼうのかんづめ』(ビーナイス)など。

(2015.11.12 CAMPANELLAより転載)

CAMPANELLA[カンパネラ]
読者にビジネス情報を提供してきた日経BP社と、ビールを始め数々のお酒や飲料・食文化を創造してきたアサヒビールが一緒になり、「人生を豊かにするクリエイティブ力=遊び力」が高まる話題をお届けします。仕事やオフに関わらず、話題の情報を発想の転換に役立つ情報を提供していきます。
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