女子一番人気は「ワイン」! 「ビール」「カクテル・サワー」と続く

どんなお酒が一番好きですか?(n=374、単一回答)
どんなお酒が一番好きですか?(n=374、単一回答)

 女性たちはどんなお酒を好むのだろうか? 一番好きなお酒を聞いてみたところ、全体では「ワイン」が20.6%と一番人気となった。その後に「ビール」(19.8%)、「カクテル・サワー」(15.5%)、「果実酒・梅酒」(15%)などと続く(母数は「お酒を飲めない/飲まない」を除いた374人)。

 年代別に詳しくみると、20~24歳ではビールが38.5%、続いてワインが30.8%と、2種で約7割を占めた。それ以降の年代では、好きなお酒の種類がそれぞれ分散していく傾向があるようだ。各年代の一番人気は、25~29歳ではワインと果実酒・梅酒(各23.7%)、30~34歳ではビール(30.1%)、35~39歳ではカクテル・サワー(21.5%)、40~44歳ではワイン(22.9%)、45~49歳ではワイン(31.8%)と変化し、50歳以上ではワインとビール、シャンパン・スパークリングワインが同率で並ぶという結果になった。

どんなお酒が一番好きですか?年代別(n=374、単一回答)
どんなお酒が一番好きですか?年代別(n=374、単一回答)

 仕事とプライベートでは飲むお酒に違いがあるのかを調べてみたところ、仕事上の飲み会で多かったのはビールで60.4%の高率となったが、プライベートではビールは42.2%となり、ワイン、カクテル・サワー系が人気を増す。最初の乾杯をしたり、瓶だとお酌でコミュニケーションがとれたりするビールはビジネスの場でも重宝な存在。そこでビール派が増える一方、好みが分かれるワインやカクテル・サワー系はプライベートでと、賢く使い分けしていることが分かる。

仕事上の飲み会では、どんなお酒を飲むことが多いですか?(n=374、上位3つまで回答)
仕事上の飲み会では、どんなお酒を飲むことが多いですか?(n=374、上位3つまで回答)
プライベートの飲み会では、どんなお酒を飲むことが多いですか?(n=374、上位3つまで回答)
プライベートの飲み会では、どんなお酒を飲むことが多いですか?(n=374、上位3つまで回答)
女子会ではどんなお酒を飲みますか?(n=437、複数回答)
女子会ではどんなお酒を飲みますか?(n=437、複数回答)

 プライベートの中でも、特に女子会では自分の飲みたいお酒にこだわる傾向があるようだ。全体でみると一番人気はワイン(50.1%)で、続いてカクテル・サワー(49.0%)、ビール(43.0%)の順に人気だった。

 その飲み方は、「みんな飲みたいものを好きなように頼みます。気分によって、最初からノンアルコールの日もあるし、カクテルばかり飲む日もある。自由にやっています」(20代後半)、「私はビールしか飲みません。他のメンバーは、最初のビールの後はワインを飲むことが多いです。カクテルの種類が多い店だと、いろんな種類を頼んでみんなで味見しながら飲んでいます」(30代後半)、「最初からそのとき飲みたいお酒を、それぞれ頼んで飲む。決まりは全くない。その時々の気分や店の雰囲気で決める」(50歳以上)といった感じ。

 さらに、「カジュアルな居酒屋さんであれば、まずはビールで乾杯し、その後、私が一番好きなカクテル・サワーを飲みます。オシャレなお店であれば、シャンパンかスパークリングワインで乾杯し、次はもう1杯同じのを飲むか、ワインかカクテルやサワーを飲み、最後はワインでしめます。最近、カジュアルな居酒屋さんでは、カクテルの種類が豊富になってきたので、選べる楽しさもあり、ハマっています」(20代後半)と、自由自在だ。

悩み、愚痴、赤裸々な話題……笑って忘れちゃおう!

 女子会で繰り広げられるトークの話題は、仕事、恋愛、家庭、グルメ、美容、旅行……と多岐に渡る。アンケートの回答結果から、女子会で話している具体的な話題について紹介しよう。

【仕事編】
・「仕事の愚痴。接客業なので、困ったお客さんあるあるなど。どう対応したらいいか解決策を探るというよりは、笑って忘れちゃおうという感じです」(20代後半)
・「仕事メンバーで集まるので仕事の男性陣の格付けチェック」(20代後半)
・「女子が会社で立ち回る処世術!(主にいじわるしてくる先輩への対処法)を学び合う」(20代後半)
・「仕事と育児・家庭を両立している友人が多いので、キャリアアップについて。どのような働き方をしていくか、悩んでいる人が多い」(30代前半)
・「仕事の愚痴や改善方法、仕事の人間関係の愚痴。互いを褒め、励ましあい、頑張ろうね。と言ってすっきりする」(40代後半)

【恋愛・婚活・家庭編】
・「独身同士の女子会はやはり恋愛話、趣味の人たちの女子会は、ごひいきのスターの話や実際にみた舞台の裏話など。キュンポイントで盛り上がります」(40代後半)
・「婚活で知り合った友人と近況報告。婚活運営団体の雰囲気の善し悪しや募集している男性の雰囲気や年齢層などを報告。体験型の婚活や趣味コン情報交換。婚活で数回顔を合わせたことのある男性のプロフィール内容が毎回違うから見栄っ張りなのかもねと盛り上がる。カップリングが成立した人が1時間置きにメールをしてきてストーカーみたいで困る、なんて話も」(30代前半)
・「ママ友なので、子供や主人の悩み相談や愚痴です」(40代前半)
・「他ではできない下ネタを話します」(20代後半)

【趣味】
・「雑貨や文房具のお気に入りのブランドや、最近可愛かったものの話など。猫好きが多いので、飼っている猫の話を聞いたり、どんな猫と暮らしたいか話したりもします」(20代後半)
・「同じバンドが好きな人同士で集まったりするので、趣味も何となく似ています。最近見た映画、舞台、本など文化系の話が多いです」(30代前半)
・「趣味のランニングの話が多いです。どこの大会はよかったとか、どこの大会は最低だったとか、記録の話などで盛り上がります」(50歳以上)

【グルメ】
・「最近食べたおいしいものや行きたいお店などをシェアするグルメ女子会をやっています」(30代後半)

【美容・ファッション】
・「美容の話でどうやったら痩せるか、脱毛の話で盛り上がりました」(30代後半)
・「30歳を過ぎてから、美肌の為のアイテムや体の老化状態について話すことが多くなりました」(30代後半)

【旅行】
・「日帰り旅行の計画を立てました」(40代前半)
・「学生時代の部活のメンバーで集まるので、旅行の計画など話し合います」(20代後半)

【番外編・こんな女子会にはご用心!】
・「マネーセミナーで知り合った子(不自然に近づいてきた)が30代女子会をしようというので行ってみたら、みんな色々なところで声をかけられた知らない女性で実はエステの勧誘だった」(30代後半)

 次回は読者にご協力いただき、座談会を開催予定。イマドキ「女子会」を更に深堀りしていくことにする。乞うご期待!

調査概要
2015年10月16日~11月7日に、日経ウーマンオンラインの読者を対象にインターネット調査を実施。501人から回答を得た。回答者の年齢別の内訳は、20~24歳14人、25~29歳77人、30~34歳109人、35~39歳106人、40~44歳90人、45~49歳60人、50歳以上45人。

(2015.11.26 CAMPANELLAより転載)

CAMPANELLA[カンパネラ]
読者にビジネス情報を提供してきた日経BP社と、ビールを始め数々のお酒や飲料・食文化を創造してきたアサヒビールが一緒になり、「人生を豊かにするクリエイティブ力=遊び力」が高まる話題をお届けします。仕事やオフに関わらず、話題の情報を発想の転換に役立つ情報を提供していきます。
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