安全保障法制

 9月、「安全保障関連法案」が国会で可決・成立しました。反対派のデモの様子や、怒号が飛び交う強行採決の光景が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

 「日本の国防はどうあるべきか、未来の子どもたちのために今私たちができることをもっと考えなくては(36歳)」など、日本の将来に関わる重要な問題に、働き女子の皆さんの関心も高いようです。

安保法案可決。学生の団体が立ち上がるなど、日本人が久しぶりに政治に興味を持ったと感じられたから。(29歳)

国会前の「戦争反対」の集会です。力任せの武力抗争ではなく、国民一人一人が声を出すことが求められる時代なのだと実感しました。より良い未来を作り上げようとする気持ちの表れだと思いました。(35歳)

安保法案成立。よくわからないまま、議論もつくされぬままに成立してしまった感じがする。今後どのように運用するのかという展望も甘いと思う。また、若者を中心としたデモなど反対が叫ばれたことも話題になったから。(38歳)

安保法案。Twitterのタイムラインにデモの情報がどんどん流れてきて、テレビでも中継されていて、映画の中のように現実感がなかった。法案が衆議院を通過し、この国はどうなるのか、漠然と不安になった。(30歳)

安保改正について。内容の真実が不明確なまま、メディアを含めていろんな人が騒ぎ立てているように感じました。賛成する人反対する人、意見はあると思います。様々な情報が溢れている世の中だからこそ、情報の取捨選択や真価を見極めて判断を下す、正しい「目」を持つ必要を感じる出来事でした。(28歳)

マイナンバー導入

 2016年1月から、社会保障や税の手続きで必要となる「マイナンバー」が本格的に運用されることになり、2015年10月以降、個人番号の通知が始まりました。行政手続きを効率化し、公正に税金を集める狙いがあるとのことですが、働く女性たちからは「個人情報が漏えいしてしまいそうで怖い(29歳)」「まだ制度の内容を理解していないので、知りたい(37歳)」など、不安や疑問の声も寄せられました。

マイナンバー。役人に都合が良くなるだけで(税金が取りやすくなる、仕事の効率が良くなる、仕事がしやすくなるだけで)、庶民には特別メリットがないように感じた。ゆくゆくは銀行の残高や病歴などとも連携されると聞くし、個人を監視されているようで気分が悪い。セキュリティ面でも不安です。(28歳)

マイナンバー制度。免許を持っていないので、届いたら個人番号カードをと思っているのですが、身分証がわりにするとコピーをとられる場合は番号を隠すのか? などいろいろ不安があります。(年齢不明)

マイナンバー始動。事前準備やセミナーがありましたが、既に情報漏えいや詐欺が発生していて、問題が多そうなイメージです。(34歳)

マイナンバー。仕事の上でも、個人情報保護法以上に神経を使う内容となっており、オペレーションが大変になるなと感じています。一方、一個人としては、フロー収入のみならず、資産においても国が全てを管理し、その保有状況に応じて、年金の支給、健康保険の負担に差異を設けるのではないかと危惧しています。その場合、現役時代にがんばった人で資産をこつこつ作ってきた人などのモチベーションなどが下がり、モラル低下をひきおこさないかと心配です。(37歳)