部屋が片づかない状況が、過去の恋愛パターンにあった!

 はい、ドーン!

 もういっちょ、ドーン。

 さらにドーン。

 いい感じにモノがあふれておりますね。我が家も似たような感じですが、苦笑。まずは部屋全体を見渡して、勇司さんが気になったところをチェック!

 勇司さんが最初に着目したのは、リビングのチェアー周りとテーブル周り、そしてテレビ周りです。本来はくつろぎ空間となるリビングのチェアー周辺にモノが雑然と置かれ、テーブルには未払いの請求書や領収書、郵便物などが散乱。テレビ台もよく使う日用品があちこちに置かれ、片づかない状態になっています。

 チェアー横の棚の上にはアクセサリーや化粧品、友達からもらったプレゼント類がめいっぱい並んでいる状況。このお部屋の状態は一体、どんな心の悩みから来ているものなのでしょうか?

 勇司さんは、穏やかな口調で真弓さんの過去の恋愛について問いかけていきました。

勇司:真弓さんはこれまでどういうタイプの男性とお付き合いされていましたか?

真弓:とても優しくて私に合わせてくれるタイプと、自己中で俺に合わせてほしいというオレオレタイプですね。最近は後者のほうが多いです。例えば、私が「明日会える?」と聞くと、本当は空いているクセに一回「無理!」と断るんです。じゃあ、彼が空いてないなら他の予定を入れようとすると「(やっぱり)空いてる!」と後から連絡が来る。わざと私を焼かせて気を引かせたり、自分本位な喜ばせ方をしたりするんですよね。

勇司:真弓さんは彼のその態度に合わせてしまっていたということでしょうか?

真弓:そうですね、合わせないとすれ違ってしまうので。いつの間にか相手の思いやペースを全部受け入れる関係性になっちゃうんです。でも、結局その状況がつらくなって、一緒にいられなくなってしまう。今は前の彼と別れて2年以上経ちますが、なかなかいい出会いに恵まれていません。

勇司:他にも男性とお付き合いをしていてうまくいかなくなる原因ってありますか?

真弓:そういえば、お付き合いした男性に「真弓ってもっと強いと思っていたけど、そうでもないんだね」とフラれたことが何度かあります。私、精神的に弱いところがあって、相手の気持ちをすごく気にしちゃうところがあるんですよね。私が言ったあの一言で相手は傷ついていないかな?とか。

勇司:なるほど。そう思うようになったキッカケって、過去にありますかね?

真弓:あ~ありますね……。子どもの頃の話ですが、私が同級生の男の子からひどくからかわれたことがあって、そのことで母が泣いてしまったんですね。私も本当は泣きたかったけど、母のほうが先に泣いてしまったので、それ以上私は悲しんじゃいけないと思ってしまったんです。

 相手が悲しんだり、傷ついたりするのを見るぐらいなら、自分は何も言わずに我慢しようと思うようになっちゃったのかもしれません。

勇司:そうでしたか。「人を傷つけたくない」「自分のことよりも、相手の気持ちを大切にする」というパターンがそこから生まれてしまったのですね。