自分に一番に愛を注ぐ部屋作りが、理想のカレとの出会いに繋がる!

勇司:その傾向は表れていると思います。例えば、自分ではなく相手を主体にしたコミュニケーションをとる人は、自分の軸やペースが乱れてくるので、モノをあちこちに無秩序に置いてしまいがちなんですね。特に部屋の中で最も長く滞在するリビングは、「自分自身の心を表す象徴」とも言える場所なので、そこが乱れやすくなります

真弓:確かに……。リビング、モノでいっぱいですもんね。まず、モノをしまう位置が決まっていないし、ついついあちこちに置いてしまいます。恥ずかしながら、未払いの請求書も結構あって、テーブルに積み重なっちゃっているんですよね。

勇司:なるほど。支払いが滞るということは、自分から出すこと=「アウトプットすること」が、今弱くなっている状態を表しています。コミュニケーションで言えば、自分の想いを出す、伝えることより、相手の想いを汲み取る、受け取るほうが強くなっている感じです。

真弓:やはり自分主体じゃなくて、相手をメインに置いたコミュニケーションになっているってことですね。実は友達からのプレゼントも「私のために贈ってくれたんだな」と思うと、なかなかサヨナラすることができなくて。捨てられないだけにモノが増えていく一方ではあります。

勇司:もしかして相手からの贈り物を手放すことを、「相手の気持ちをぞんざいにする」と思っていませんか? 相手は真弓さんに贈り物を贈った時点で、すでにその思いを完了させています。なので、「自分があげたものを真弓さんに捨てずに大事にし続けてほしい」とは思っていないはずです。

 相手からの贈り物は大事に受け取って、お役目を果たしたと思ったら、感謝して手放すのが良いと思いますが、いかがでしょうか?

真弓:手放していいんですね。贈り物で気に入っているものもたくさんあるんですけど、それらはどうしたらいいんでしょうか?

勇司:もちろん捨てずに持っていただいていいのですが、ここで真弓さんに大事にしてほしいのが、リビングに置くメインのモノは、相手からの贈り物ではなく、自分が本当に気に入って手に入れたもので満たしてほしいのです。ですので、前面にディスプレイするのは、自分が一番好きなモノたちを並べていただきたいんですね。

真弓:自分が一番好きなモノ……。実は自分がどんなものが好きなのか、分からなくて。

勇司:それはもしかすると、部屋の片づけをして、様々なモノを手放していく中で、見えてくるかもしれませんね。真弓さんが部屋の片づけをする中で、一番大事にしていただきたいのは、【自分に一番に愛を注ぐ部屋作り】です。自分が居心地が良くて、自分の好きなモノや大切なモノが目に見えるところに置いてあるお部屋。

 そうして自分を主体に置いたお部屋を作ることで、恋愛や親子関係におけるコミュニケーションも自ずと変わっていき、それが自分を大切にしてくれるパートナーとの出会いにも繋がります!

真弓:自分に一番に愛を注ぐお部屋作り、がんばります! まず、何から始めたらいいでしょうか?

(後編に続く)

 次回はいよいよ片づけの実践編に入ります! 1月6日に公開されますので、お見逃しなく!