4回シリーズでお伝えする「夢が現実化するアナログ手帳活用術」。アナログ手帳を使って自分と向き合い、夢を現実化する方法に焦点を当て、具体的手法を紹介していきます。第2回は、「デジタル全盛だからこそ、人とではなく自分とつながる」がテーマです。

 こんにちは、池田千恵です。4回シリーズでお伝えする「夢が現実化するアナログ手帳活用術」では、アナログ手帳を使って自分と向き合い、夢を現実化する方法に焦点を当て、具体的手法を紹介していきます。

 「朝活の人が書く手帳術だから、早起きしないとダメなの?」――いいえ、ご安心ください。早起きは目的ではなく手段。早起きしたい人はすればいいし、できない人はしなくてもいいのです。大切なポイントは、ひとり静かに自分と向き合う時間をいかに作るか。そのためのツールとしてアナログ手帳をどう使いこなしていけばいいかをお伝えしていきます。

 第2回は、「デジタル全盛だからこそ、人とではなく自分とつながる」をテーマにお届けします。

第1回 今ここから! 2016年は大事なことに時間を使える環境を“手帳”で整えよう
第2回 デジタル全盛だからこそ、人とではなく自分とつながる
第3回 「使いこなせない」を防ぐ、手帳記入の最初のルール
第4回 ぼんやりとした希望的観測は、書き出してリアルな予定に変えていこう

検索は対象が明確なときのみ有効

 ネットで調べ物をするときに、検索してすぐに思い通りの情報を見つけられる場合と、なかなか思い通りの情報を見つけられない場合とがあります。前者は、検索窓に調べたい単語だけでなく具体的なシーンまでも分かっていて、詳しく絞り込みの単語を入れられる場合です。

 取引先との接待ディナーのためのお店を探すことを例にあげましょう。相手がボルドー地方の赤ワインが好きで、取引先の会社が銀座にあると分かっていれば、「接待」「会食」「レストラン」「銀座」「ボルドーワイン」「フレンチ」「個室」「肉料理」など、キーワードを多く入れられるため、絞り込みが比較的容易です。

 しかし、取引先の相手がどのような人で、どういった食事を好むかが分からないと探すためのキーワードもなかなか定まらないため、適切なレストランを見つけることが難しくなります。

 つまり、キーワードが明確になっているかそうでないかが、求める結果に早くたどり着くか着かないかの違いになっているということです。

 これは、夢を現実化する過程においても言えることです。あなたの本当の思いは、検索窓に具体的なキーワードとして入れられるようになるまで考えないことには、見つからないのです。