図1:洗い流さないトリートメントを乾いた髪と濡れた髪に使用した場合の成分の付着面積比
図1:洗い流さないトリートメントを乾いた髪と濡れた髪に使用した場合の成分の付着面積比
図2:自分のヘアケアの効果を実感している割合
図2:自分のヘアケアの効果を実感している割合
写真:洗い流さないトリートメント使用した場合(右)と使用しない場合(左)のカール形状の比較
写真:洗い流さないトリートメント使用した場合(右)と使用しない場合(左)のカール形状の比較

 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)のヘアケアブランド「パンテーン」は、髪にも睡眠や肌と同様に“ゴールデンタイム”があるとする調査結果を発表した。それによると、風呂上がりのドライヤーで乾かす前の髪が濡れているタイミングが、ヘアケアの効果が特に高まる「髪のゴールデンタイム」だという。また、ゴールデンタイムのヘアケア効果で髪がきれいにキマると、それが自信に繋がり、仕事やプライベートの充実度にも影響する可能性があるとしている。

 濡れた髪はキューティクルが開いて成分が浸透しやすい状態にあり、このときに洗い流さないトリートメントをすることで、髪の芯まで成分を届けることができる。さらに、濡れた髪は乾いた髪と比べて、トリートメント成分をより広い面積にムラなく均一に付着させることができるため、根本から毛先までくまなくケアすることが可能となる(図1)。

 風呂上がりの濡れた髪に洗い流さないトリートメントのヘアケアを毎日行う女性(100人)は、50.0%がヘアケアの効果を実感しているのに対し、全く行わない女性(100人)ではその割合は25.0%にとどまった(図2)。

 髪のゴールデンタイムのヘアケアを実践している女性にその理由を尋ねると、「ドライヤーのダメージから髪を守りたいから」(47.0%)が最も多く、次いで「翌朝の髪のまとまりが違うから」(45.0%)、「翌朝の髪のツヤが違うから」(35.0%)、「翌朝のヘアスタイリングがラクだから」(32.0%)が続いた。

 左の写真のように、実際、洗い流さないトリートメントを使用した髪と使用していない髪を比較したところ、前者の方がカールのきれいな形を長時間維持できたという実験結果が示されている。

 また、髪のゴールデンタイムのヘアケアを実践している女性のうち「髪質をほめられる」という人は42.0%、「ヘアスタイルをほめられる」は37.0%だった。一方、ケアをしない人ではそれぞれ35.0%と24.0%に低下する。

 仕事の充実度については、ゴールデンタイムのヘアケアをする女性は「充実している」が59.0%にのぼるのに対し、しない女性は42.0%。プライベートが「充実している」と答えた割合は、ヘアケアをする女性では72.0%、しない女性は65.9%だった。

■関連情報
・P&GのWebサイト jp.pg.com/
・パンテーンのWebサイト jpantene.jp/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント