生理中のお悩みは“臭い”を気にする人が圧倒的

 そして話が生理中の悩みについて及ぶと、「男性上司だと生理痛を言い出しにくい」「生理とは言わずに貧血で逃げるようにしている」といった、働き女子的お悩みがちらほら。そして皆に共通していたのが、「臭い」問題。

「彼氏に“なんか臭う”と言われてショックを受けた」(加藤さん)
「生理中は嗅覚も敏感になっているせいか、自分の臭いがとにかく気になってしまう」(近藤さん)

 臭いが気になるのは使い終わった生理用品も同様で、こんな意見も。

「コーヒー豆のかすを入れた三角コーナーを生理用品専用ゴミ箱として活用しています」(斎藤さん)
「消臭効果のある子どものおむつ専用ゴミ箱があるんですが、これは女性用としてもいいかも。でもトイレに置くにはサイズが大きすぎるのが難点…」(佐藤さん)

 そして話はここから「彼の家で生理用品を捨てるか捨てないか」問題に及び、「絶対に捨てない!派」8割、「一言断って捨てる派」が2割という結果に。この問題、相手との関係性によるところも大きいかもしれませんね…。

 最後に気になる生理用品を聞いてみると、布ナプキンを自作して使用しているという参加者が。

「古くなったタオルをはさみで切って、ナプキンの上に敷いて使っています。布だと冷えることもなく、出血しても濡れた感じがしない。漏れる心配もないのでオススメです」(島田さん)

 これは今すぐにでも試せそう…! さらに海外では定番といわれている月経カップ=「スクーンカップ」※も皆さんほぼ認知済み。しかし実際の使用者はまだおらず、「このカップであの量を受け止められる…?」「手が汚れそうでちょっと…」など、不安の声が多かったです。

 そのほかPMS治療薬が気になっている人もいて、生理にまつわる情報感度の高さを感じた座談会となりました。皆さんもこれらの意見を参考に、ぜひ毎月のお客様=生理との付き合い方を振り返ってみてはいかがでしょうか。

※座談会後、筆者がスクーンカップを試してみたところ、量が多い人、生理用品をこまめに取り替えられない人にはバツグンの効果を発揮すると実感! 実際、12時間入れっぱなしでもまったく問題ありませんでした。しかし一方で出し入れにはコツが必要で、慣れるまでは若干大変…。また手は絶対に汚れてしまうので、個室内に手洗い場がない環境では使用するのは厳しいとも思いました。