紹介したレシピに使う基本の材料

 手作りの材料は、基本的にすべて薬局で手に入る。粉石けん、液体せっけん、重曹は前田さんお薦めのものをご紹介。

手に入れやすい「はっか油」
手に入れやすい「はっか油」
はっか油は最寄りの薬局、通販でも手軽に入手できる。ネット通販では500円程度で買えるものも。写真右から「ハッカ油」(健栄製薬)、「お風呂の愉しみ はっか油(太陽油脂)、「北のかおり ハッカ油」(北見ハッカ通商)
グリセリン
グリセリン
日本薬局方のもの。保湿効果があり化粧水などにも使われる。洗剤の潤滑剤となり、脂溶性・水溶性の汚れを落とす。
ワセリン
ワセリン
日本薬局方の白色ワセリン。手足のびひや赤ぎれ、皮膚の荒れ、皮膚の保護などに効果がある。
重曹
重曹
「クレンザー、歯磨きの両方に使えるよう、食用グレードのタイプを 選ぶのがポイント」(前田さん)「重曹F」(a)
無水エタノール
無水エタノール
日本薬局方のもの。消毒用などもあるが、掃除アイテムには濃度が高い「無水エタノール」が向く。
液体石けん
液体石けん
「洗浄力に優れ、肌に優しいオレイン酸が主体で、無香料のものがいい」(前田さん)「植物 性液体せっけん」(a)
粉石けん
粉石けん
「100%植物性の純石けんで助剤などが入っていない無添加のものが安心」(前田さん)「純粉せっけん」(a)

(a)問/太陽油脂

 ※第3回『年末年始を健やかに過ごせる「はっか油」は必需品!』は12月30日の配信です。

この人たちに聞きました
前田京子さん
国際基督教大学、東京大学卒業。エッセイスト。手作り石けん・ボディケアブームの先駆けとなったベストセラー『お風呂の愉しみ』(飛鳥新社)の他、『はっか油の愉しみ』(写真)『ひとさじのはちみつ・自然がくれた家庭医薬品の知惠』(マガジンハウス)など著書多数。

橋口玲子医師
緑蔭診療所(神奈川県南足柄市)
小児科、循環器専門医、認定内科医。日本ハーブ療法研究会世話人。現代医学に漢方やハーブ療法、アロマセラピーを取り入れた医療を実践。著書に『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、監修に『ミントのチカラ 』(NHK出版)など。

日経ヘルス2015年1月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります