「私、このままでいいのかな?」「ぼんやりとしか将来が描けない」――そう悩むのはとても自然なこと。この特集では、様々なキャリアを持つ著名人や等身大のdoors女性たちの「自分軸」の築き方をご紹介します。「自分軸」を生み出し、自分らしいキャリアを描きましょう!

「自分軸」を生み出せ!

「やりたいことが見つからない」――。そんなふうに焦って、モヤモヤしていませんか? 今後のキャリアを考えると、誰もが悩んだり迷ったりするもの。でも、「自分なりの軸」を見つけることは可能です。今回は、リクルートキャリアを経て独立したオールラウンダーエージェントの森本千賀子さんに「自分軸」の築き方を聞きました。

「キャリアの8割は偶然の結果」で決まる

 「キャリアの8割は、偶然の積み重ねで成り立っている」――。森本千賀子さんはそう話します。

 「キャリアというのは『偶然の出来事』の積み重ねで成り立っているもの」だそう。過去記事・教えてモリチさん! 「働く」ってどういうこと? でも、キャリア理論の一つに「計画的偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)があることを紹介しました。スタンフォード大学のクランボルツ教授による理論で「個人のキャリアの8割は予期しない偶発的な事象によって決定される」という考えのことです。

 「ただし、『偶然の積み重ね』だけにキャリア構築を委ねるのはおすすめしません」と森本さん。それは、なぜなのでしょうか?

森本さんは「『偶然の積み重ね』だけにキャリア構築を委ねるのはおすすめしません」と話します

「自分が望むキャリア」に近づくためには自分軸が必要

 「キャリアは、偶然の積み重ねによって築かれていくものです。しかし、そこに『自分が望むもの』『自分はどんなことをしているときがハッピーか』というマインドセット――“Will(意思)”を認識できていなければ、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいたとしても、遠回りしたり、逆走したりしかねません。そうした遠回りや逆走はできれば避けて直線コースで進みたいもの。ですから、日々の積み重ねを、『自分が望む姿』に近づけていくためにも『自分軸』を知ることが大切です。その結果、直観力や研ぎ澄まされ、無意識にワクワクする道を選択ができれば理想です」

自分が望むWillの見つけ方は?

 「自分が望むもの――Willを知るためには、とにかく内省を繰り返しましょう」と森本さんは提案します。

 「『自分が何をしたいかが分からない』という人の多くは、自分との対話ができていないだけではないでしょうか。そもそも、考えていない人がほとんどなんですね。また、大切なのは、自問自答して終わりにするのではなく、『なぜ自分はそう考えるのか?』、すなわち、Why? を掘り下げること。自分自身に対してたくさんの『質問リスト』を用意して、ぜひ、『なぜか?』まで深く考えてみてください」

 森本さんが提案する「自分への質問リスト」は下記の通り。

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