美術館や博物館に併設された、知的好奇心をくすぐられるミュージアムショップを紹介していきます。第20回は、三菱一号館美術館のミュージアムショップ「Store1894」を取材しました。

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陽光が窓から差し込む素敵な空間!

 大きな窓から陽光が優しく差し込む、煉瓦造りのレトロな空間。東京・丸の内にある三菱一号館美術館のミュージアムショップ「ストア1894」は、展覧会の余韻を楽しみながら、ゆっくりと落ち着いて買い物が楽しめます。店内フロアは「常設フロア」と「企画展フロア」に分かれており、「常設フロア」には美術館のオリジナルグッズが並んでいます。

 「三菱一号館美術館の所蔵コレクションのなかには、19世紀末の西洋画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックのリトグラフやオディロン・ルドンの『グラン・ブーケ(大きな花束』があります。そのため、Store1894では19世紀西洋をテーマに商品をセレクトしています。また、三菱一号館を設計したイギリス人の建築家ジョサイア・コンドルにちなみ、イギリスに関する商品も多数取り扱っています」

店長の中尾祥子さん。

 そう話してくださったのは、間もなく勤務3年目を迎える店長の中尾祥子さん。ショップの主要顧客は30~40代の女性だそう。ショップスタッフが、商品一つ一つを丁寧に説明しながら接客しているのが印象的です。

 「当店で取り扱っている商品は、所蔵作品がモチーフになっていたり、作る工程に様々なこだわりがあったりするので、それを説明するようにしています。来館される方に、商品が作られた拝啓やストーリーまで含めてお買い物をしてほしいと思うからです。『じゃあ、せっかくだから』とお買い求めいただけたとき、この仕事の醍醐味を感じます」(中尾さん)

 「企画展フロア」では、現在開催中の展覧会『プラド美術館展―スペイン宮廷 美への情熱』(2016年1月31日まで)にちなんだ商品を展開中。例えば、大胆なトリミングをほどこしたポストカードや、オシャレなピンバッジ、スペイン産の食材など。「常設フロア」とはまた一味違う、シャンデリアが煌めくシックな空間で、アートの中に迷い込んだような非日常的な気分が味わえます!

※ミュージアムショップの利用に、美術館のチケットは不要です。